現実日記

11/7/2015 ロブロイねこ座を探す

「ロブロイさん、外にも出られるよ」 「露天風呂か、良いですね」 露天風呂へと向かう。 そこは山間の温泉。 木々に囲われ、鳥達が石壁の上でオブジェの真似事をする。少し離れた所にそれを羨む鹿がじっとこちらを見つめている。僕らはそこにいる生き物の一…

10/7/2015 時々、君の時間を空輸して下さい

君が居ないとなれば寂しさを感じるかと思ったのだけど、そうでもないみたいだ。変にどこか安心してもいる。どうしてか良くわからないけれど。だから、僕の心配ごとってのは君が戻ってくるであろう頃に、僕自身がどれだけ変化しているのかってことだけだ。君…

7月7日

全ての人の溜息の数が半分になりますように

21/5/2015 お、おのれぇぇぃ…

中二病という言葉を覚えた。「ふはははっ!終わりの始まりだ!」って言ったら「うん。つまり終わりだね」って言われて返す言葉なかった。

15/6/2015 座右の銘って、何?

職場にて……「ふーむ。まいりましたな」「ん?どうしたの?」「座右の銘に字数制限があるんだよ。書けない。まいっちゃうな」「へー、ロブロイの座右の銘って何なの?」「あ、僕の?何も知らない者は、何も愛せない。何もできない者は、何も理解できない。何…

Pの場合

「俺はこれで良いな。決まったか?」 「うん。えーと、テンダーロイン」 「サーロインにしておけ。フィレは早い」 「え!?早い!?」 「フィレなんてかっこわりいぞ。サーロインってのは若いうちにしか食えねえ。年取ったらどうせフィレしか食えなくなるん…

Yの場合

僕みたいな時間に無頓着な人間が友人の一人だったりすると、何かと大変らしい。 約束と呼ばれる定石を有りのままにしておく為に、友人達は彼等に巣くった神経質さに磨きをかけている。 僕が朝起きたのかを確認する連絡が止まない。 その頻度は年々増している…

Letter 6

Letter 6 何が言いたいかって言うとさ、考えてみたのだけど、僕はこのままじゃ駄目だと思うんだ。 これでもかってくらい今は生きやすくて仕方がないんだから。 何にも困らないしね。 僕だけのことなら守るものや賭けるものもない。 一人でいる事はあまりにも…

Letter 5

Letter 5僕一人ならさ、僕が見た美しいものなんて僕にとっては何の意味もないってことなんだ。リストランテで食事の合間に花売りから一輪の薔薇を買って、目の前の誰かにそれを捧げることの方が僕には必要だった。あの頃もそうだったはずだ。本当はそれだけ…

Letter 4

Letter 4 それから数日後に僕等はフィレンツェにいるのだけど、僕はフィレンツェの大聖堂も教会も彫刻美術にも全く関心が無くなってしまったんだ。 もうどうしようもなかったよ。 一人でその美しさを確認する事に飽きてしまったんだから。 だってあまりにも…

Letter 3

Letter 3 先に言っておくのを忘れてしまったけれど、残念な事に君の為になる話は一つもないんだ。 語るべきことなんてまるでない。 僕のイタリアには街、聖堂や教会、遺跡、古城、美術館を通じた美しさの長ったらしい説明は必要ない。 そんなものは、西へ伸…

Letter 2

Letter 2 ?/11/2013 Nàpoli 僕がマウラとソレントに行くのを諦めた時のことだけど、その日はポンペイからローマへ戻るしかなかった。 ソレントは僕達にはお高い町だったし、ナポリのドミトリーなんて危なっかしくて探す事も出来なかったから。 夜になるまで…

Letter 1

Letter 1 やあ、調子はどうだい?と言ったところで、君の話は直ぐにでも聞けちゃうんだろうけどさ。 まあ僕のこれもそうなんだ。 こんな形で誰かに伝えようとは思わなかったのだけれど、僕だって歳を重ねている。 少しずつ大人になっているはずなんだ。 こん…

13/5/2015 歯磨きの時間

僕は時間を計るのが苦手なので、歯磨きの3分間には音楽を聴いている。およそ3分か4分の曲をいつも選ぶのだけど、最近はPVを見ながら歯を磨くことが多い。僕は二つの事を一度には出来ない人間なので、基本的に歯磨きが疎かにはなるのだけど。james hersey …

11/5/2015 明日の朝までなら

出張でホテルに2泊3日で泊まることになり、フロントで2部屋分のチェックインを済ませることにした。 「これで大丈夫ですか?もう1人は車で準備をしているのですが」手元の鉛筆を元の位置に戻しながら僕は言った。 「はい。結構です。あ、お連れ様の分も…

3/5/2015 涙の時間

ずっと昔に、涙を流さなかった事について批難されたことがある。 どうして涙が流れないのかを問われて、僕は答えなかった。 たった一人で居た時に、どれだけの涙を流したかをそこで誰かに告白する気にはならなかった。 その場で落ちていく涙を集めても、僕の…

29/4/2015 ロブロイ枠

「……というわけなのよ。もう無理。苛々しっぱなしだし、生理的に無理になってきた。いい大人が何言ってんの?頭おかしいのかしらって思うわけ」 「そうかあ。駄目か。でも君はすごく寛容なイメージしかないけどね。君を怒らせるのは大したものだね。君は怒ら…

25/4/2015 買い物は苦手です

今日はお洋服を買いに行きました。 僕はあまり買い物をしないので、仕事で使う様なジャケットがどこで売っているのか良く分かりませんでした。 だから、美味しいラーメンかカレーを食べるついでに済ませようとなぜか古着屋さん犇めく下北沢に行きました。 僕…

24/4/2015 汝の敵を愛しなさい

「おや、お上手ですね」 「あ、すみません。難しい話をずっと聞いていると疲れてしまうので」 「いつも描いているのですか?小さい頃から?そういうお仕事を?あ、そんなはずはないですね。失礼しました」 「あ、いや絵は好きなんです。小さい頃から。気晴ら…

7/4/2015 13日目

12日が経過した。 僕は自分の欲望が見つからない。 ……という自分が書いた過去のメモを発見した。 この人ちょっと怖いと思った。

4/4/2015 LovE dOnUt

まるで桜でも眺めようかという形で、顎を上向きに散策している感じですが、ドーナツが食べた過ぎて、桜がちゃんと見えてないとは誰も思わんじゃろうて。ドーナツ!ドーナツ!ドーナツ!

25/3/2015 サルトルを飾る

僕には本が好きな友人と本がそんな好きじゃない友人がいる。でも本がそんな好きじゃなくても大してかまうことじゃないから、今日は本が好きな人間の話。どんな本が好きなのかはそれぞれで、僕と会う度に哲学書の話をする者や、探している画集や写真集を僕に…

17/3/2015 ぼんやりしたのがいる

目覚めた頃には、A駅だった。 1年半も放っておいた大学へ卒業の為に通い始めた頃だ。 何でも屋の仕事で、真夜中に銀座のBARへカウンターテーブルを備え付けに行き、朝日を浴びながらそのまま大学へ向かった日だった。 帰りの電車で僕は眠った。 また夜にも…

13/3/2015 愛が鳴っている

青い僕は理由も無く唐突に手紙を贈ることがあった。 今でも変わらないのだけど。 つい先日、僕が大学生の頃に書いていた日記を数冊見つけた。 何となくパラパラと日記をめくっていたら、4枚の便箋が小さく鳴いた。 僕が当時の恋人に送った手紙の複写。 手紙…

7/3/2015 溢れた言葉達

僕は手記を見直した時に、文章の改訂を行うことが多い。『余計なものを削ぎ落とす』というよりは、その時に『伝えきれなかった言葉を加えていく』作業がほとんどだ。そんな中で、それらの溢れた言葉達は、僕が手記を綴った瞬間には持ち合わせていなかったも…

6/3/2015 お月さん

なぁ、お月さん悲しいな、悲しいなこんなに好きなのに僕は涙が溢れっぱなし巡り巡って向こう側回り回って向こう側眠るお月さん僕の背中でなぁ、お月さん愛しいな、悲しいなこんなに好きなのに僕は涙が溢れっぱなし巡り巡ってこっち側回り回ってこっち側眠る…

2/3/2015 何もキテなくない?

「あんた、肉食系?」「見える?」「見えない。絶滅危惧種」「たっー!!イリオモテ系!?」「きたー 笑」きてねーよ。もう誰も手ぇ出してこないだろうがって思った。

27/2/2015 じゃららららっ、第2位!

「ハンバーグがビーフ100%なんだって!もはや、ステーキだね!」「そうよね」と言った友達の「こいつ、何言ってやがるの?」っていう目が、この世で2番目に怖いものだと感じました。

7/2/2015

明日を大切にしなくてはいけない。でもそれは今日のことだ。

6/2/2015 脳内映画館

滑走路に向かう機体の中、飛行機の座席に腰を下ろした僕は、ふと思い付いた。 「ねぇ、何で上見てるの?てか、何でニヤついてるの?」とYが僕に言った。 『いや、しばらく暇だろ?どうやって時間潰そうかなって、思い付いたから試してみようかと』僕は上を見…