LobLoy’s diary

現実日記・妄想日記・夢日記

「ラリックの装飾が行き届いた美しい香水瓶などを眺めていると、ささやかな物欲が疼くわけです」

僕は5歳になるくらいまで、小さな島で暮らしていた。小さい頃から、何かしら集めるのが好きだったらしい。あまり記憶にはないのだけれど、砂浜に流れ着いた腐りかけの流木を家によく持ち帰り、母親に叱られていたそうだ。

今はあまり物を持たなくなった。僕はふらふらとどこかへ引っ越して、住む場所を変える。身軽なのが、好都合になってきたからだ。最近、集めるものと言えば、想い出くらいである。

とはいえ、実家の倉庫には、僕の集めた数少ない収集物が、主人の帰りを待っている。集める物の多くは古い物が多い。つまり、アンティークが好きなのだ。アンティークと言えば響きは良いけれど、その価値基準は、興味を介した人達により改めて設定し直されたものだし、興味のない人達にとっての俗称はゴミだ。

大人になるにつれ、その収集物により衝突も生まれる。
「あれ……増えてる。何この汚いコップは!これいくら?は!?100均にあるよね?」
とか、運が悪いと、たまたまそれを発見され、その時々の恋人との喧嘩の火種になる場合も(けっこう)ある。相手に理解があれば越したことはないのだけど。車について言えば、さらに温度差があるはずだ。

まあ何にせよ、それがどんなモノであっても「本当に必要なのか」と聞かれたら、良い返事は出来ないから困るのだけど。


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