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LobLoy’s diary

現実日記・妄想日記・夢日記

こっちと分かり合うのは上手なんだけど

現実日記


「ロブロイ君は、本当に人を好きになったことはあるかい?」

「きっと一度だけ。それ以外は本当だったのかどうか、今となってはわかりません」

「君は変な子だね。自分の良いところを会話の中でもっと出していけば良いのに。お酒のことも詳しそうなのに一度も話さなかったね。君が好きになれそうな人は居なかったかな?」

「何が格好良いのかは人それぞれですから。それに僕はお酒の話なんかより、笑い話や冗談を言っている方がずっと楽しい。お酒を学ぶのは1人っきりでも楽しめます。でも食事は1人だと面白くない。誰かが笑ってるのを見てるのが一番好きです」

「君は不思議な人だ。でも、それだけでは駄目だよ。全てを話さないことも大切なんだ。誰でも、相手の全てをすぐに受け容れられる人を探すのは、簡単じゃないからね。ロブロイ君が恋に落ちるのはけっこう大変そうだ」

午前2時の渋谷でお酒を呑み直していた。
リトアニアとイタリアを行き来しながら、好みのリキュールを探す。みんながお店で寝静まっている。

フェンネルの良い香りがする。すっきりとしているのに、薄っすらと甘さがある。香りは確かに強いけれど、舌に残る後味には香りのキツさがない。

強く見えるけれど、本当はそんなに強くない人。

そんな感じ。

お酒は、人とは違う。

こっちと分かり合うのは上手なんだけどなぁ。










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