LobLoy’s diary

現実日記・妄想日記・夢日記

お目当ての時間

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高熱が出ると僕は身体を動かす事が出来なくなる。眩暈と微睡みが交互に痛みを伴って押し寄せる。束の間に誰かへ連絡する事もできない。眠りについているというよりも気を失っているのに近いなぁと、こうして真夜中に1日を振り返って考えてみる。

先日、数年ぶりに溶連菌感染症にかかり、身体の免疫力が低下している事がわかった。過度の心労や過労もあるかもしれないけれど、元々身体は強くないし加齢によるものも大きいだろうなと思う。身体は少し無理をするだけで扁桃腺炎にかかり、高熱と仲良くしなくてはならなくなるのが癖になった。今日の様に1日の大半を寝て過ごしてしまう。

高熱と闘っている最中にも夢を見て、時折はドラマチックな展開がベッドの中で巻き起こっている。たった数時間の間にせよ、その幾つかは長い年月をかけたドラマになる。弱い身体とは裏腹に、苦しみながらも夢の中では強い僕のドラマが繰り広げられている。生命力と野心が身体を突き動かす様な存在である時は尚更のことだ。1度目覚めた時に彼は簡単に死んでしまうのだけれど。

今日、1番悲しかったのは、シンドバッドを名乗る革命家の僕が、月曜日に訪問する企業のアポイントについてどうするかを職場の人間から電話で訊かれた時だった。シンドバッドは10時30分で良いと告げた後、多くの聴衆と共に死んだのである。