17/12/2018

 

 

先日、BARでお酒を飲んでいると落語好きな方がいらっしゃった。狭いカウンターだったので、僕の隣に落ち着いたんですね。

「師走だから、芝浜でも久々に聞きたいねぇ」とマスターが落語の話を始めると、意気揚々と口から良い声が出て、話に花が咲いている。

「この前、電車で上手い事言ってる男が居たんですよ。」とお客さんが思い出して話をする。

「どんな話です?」とマスターが合の手を入れる。

「ちょうど、恋人同士の男女が電車に乗ってきましてね。僕の隣で仲好さそうに話し始めたんです。その話が、二人で沖縄へ旅行した時の話みたいでしてね。その彼女が言うんです。

『ねぇ、1つだけどうしても気になったから聞いていい?』

そしたら男が『ん?なんだよ?』って。

『この前、飛行機の中で落語聞いていたでしょ?なんで落語を聞いてたの?いつも聞いてないのに』

『ん?あの落語か。お前、馬鹿だなぁ。俺はいつも飛行機に乗ると落語を聴くんだよ。なんで俺が飛行機て落語聴くかわかんないの?』

『なんで?』

『飛行機は滅多な事がなきゃ落ちないだろう?あの空の上で唯一落ちるのが落語なんだよ。』ってね」

チャンチャン

 

 

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