え、何で?ステーキじゃん
綾香と美味しいお肉のお店へ来た。
ステーキも、ハンバーグも、
とても美味しそうだ。
「なあなあ、綾香!」と僕は彼女に叫んだ。
聞いて欲しいことが、あるのだ。
「何?」と綾香がメニューを眺めたまま、返事をした。
「ハンバーグがビーフ100%なんだって!もはや、ステーキじゃんね!」と僕は言った。
綾香は少し間を置いて、僕を見た。
「あー、そうよね」
と言った彼女の「こいつ、何言ってやがるの?」っていう目が、この世で2番目に怖いと感じました。
結局、僕はステーキにした。